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転入(転校)と編入の違いは?入学時期・単位などの特徴、違い、メリットを解説

更新日:2025.03.31

転入(転校)と編入の違いは?入学時期・単位などの特徴、違い、メリットを解説

高校生活に悩みを抱えている方や、一度中退してしまった方にとって、転入や編入は新たなスタートを切る良いきっかけとなるでしょう。しかし、一見似たような言葉に見える転入と編入には、実は大きな違いがあります。

この記事では、「転入(転校)」と「編入」の違いと、それぞれの特徴や入学時期、単位の扱いの違いなどについてわかりやすく解説します。

転入(転校)と編入の違いとは

転入(転校)と編入の違いとは

転入(転校)と編入は、どちらも新たな環境で学び直す方法であり、高校卒業資格を取得するための有効な選択肢です。しかし、入学時期や卒業時期などに違いがあります。

  • 転入(転校):現在高校に在籍している方が、間をあけずに別の高校へ籍を移すことを指します。修得済みの単位を引き継げる場合が多く、転入先で学びを継続できます。
  • 編入:一度退学し、空白期間がある方が、改めて高校へ入学することを指します。過去に修得した単位が認められることもありますが、学校によって条件が異なります。

どちらの方法も、自分に合った学び直しの選択肢として検討できます。

転入と編入の違いについての図

通信制高校は、転入・編入いずれの場合でも柔軟な学習スタイルで学びを再開できます。そのため、多くの生徒にとって有力な選択肢といえるでしょう。どちらを選ぶべきかは、現在の在籍状況や進学・就職などの将来設計によって異なります。以下の比較表を参考に、自分に合った選択肢を検討してみてください。

転入(転校) 編入
在籍状況 現在、高校に在籍している すでに高校を退学している
(空白期間あり)
入学時期 高校によるが随時受付可能な学校が多い 4月・10月、毎月など高校によって異なる
(通信制高校では柔軟な受け入れが多い)
単位認定 在籍校で修得済みの単位をそのまま引き継ぎ可能
(時期によっては一部引き継げないケースもあり)
以前在籍していた高校で修得した単位は引き継ぎできる
(時期によっては一部引き継げないケースもあり)
学習環境 今の学習ペースをできるだけ崩さず継続できる
(空白期間なし)
一度退学しているため、新たな気持ちで再出発できる

入学時期の違いは?

転入と編入では、実際に入学できるタイミングが異なります。

転入の場合は、多くの学校が転校を随時受け入れています。尚、高校によっては受け入れ時期を限定している場合があること、転校の時期により卒業時期が後ろ倒しになる場合があります。

編入の場合、毎月入学を受け入れている学校や、4月や10月など年に数回特定の時期に受け入れている学校もあります。
たとえばルネサンス高校グループの場合は、編入学の受付は毎年4月・10月と定められています。
一度高校を辞め、ここまでに空白期間がある方の場合は、タイミングを見計らっての編入学をめざす必要があるといえるでしょう。

単位は引き継げる?

通信制高校に編入・転入する際には、前籍校の単位を引き継ぐことが可能(※)です。例えば、高校2年生の途中で通信制高校に転校する場合は、高校1年生のときに修得した単位を引き継げます。
※特別活動の単位や上限を超える専門科目の単位等、引き継ぐことができない例外科目もあります。

全日制高校は学年制を採用していることから、一年間の履修を通して単位を修得する仕組みのため、年度途中で転校する場合その年度の単位は認定されません。
特に、1年生の途中で転校する場合には、引き継ぐ単位がないものとして扱われます。尚、こちらも一部例外があり、前期後期で単位認定している学校は、半期で単位修得ができている場合があります。

例えば、高校2年生の途中で退学した場合、前の学校で1年生の時に修得した単位や在籍期間を引き継げます。なお、特別活動をはじめ一部単位は引き継げない場合があることに注意しましょう。

転入(転校)のメリット

転入(転校)のメリット

転入には、「学習にブランクを設けず新たな学校へ移籍できる」「入学時期の選択肢が多い」「履歴書に『中退』と書く必要がない」など、さまざまなメリットがあります。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

1.学習にブランクを設けず新たな学校へ移籍できる

転入の場合は在籍期間に空白がないため、勉強においてもブランクを作らずに取り組めます。

2.入学時期の選択肢が多い

多くの通信制高校で随時入学を受け付けているため、志望校によって自分が行きたいと思ったタイミングでの転校が可能です。

3.履歴書に「中退」と書く必要がない

転入であれば学校を退学している(空白)期間がないため、将来の就職活動などで指摘されるリスクを軽減できます。

現在高校に在籍中の方であれば、基本的には転入を選択したほうがメリットは大きくなるといえるでしょう。
転入に関する詳細は、記事「通信制高校へ編入・転入(転校)するには?時期や条件を紹介」で紹介しています。

編入のメリット

編入のメリット

一度高校を中退し、通信制高校への再入学を検討されている方へ、編入のメリットを3つ紹介します。

1.高校卒業資格を得て進路の幅を広げられる

編入を選ぶ方は前の高校を中退してしまっているため、書類上は「中卒」の扱いです。通信制高校に編入して卒業することで、高校卒業資格を取得できるのは大きなメリットです。

2.自分のペースで高校卒業をめざせる

全日制の高校に通い続けるのが難しく中退した方でも、通信制高校であれば各自のペースで学習を進めることが可能です。
現在仕事をしている方、育児をしている方等、学業と両立がしやすい点が魅力です。

3.人間関係に振り回されない

通信制高校では毎日登校する必要がないため、人間関係のトラブルがもとで全日制高校を退学した生徒にとって人間関係に悩むことが少なく、安心して高校卒業資格取得をめざせます。

編入のメリット 説明
高校卒業資格の取得 高校卒業資格を取得することで進路の幅が広がる
自分のペースで再スタート 仕事や育児との両立が可能な通信制高校なら、無理なく学習を再開できる
人間関係のリセット 全日制での対人トラブルから解放され、安心して学習に専念できる

編入に関する詳細は以下の記事で紹介しています。

入学試験の有無と選考方法の違い

通信制高校の転入、編入時の入学試験(学力試験)の有無や選考方法について、以下の表にまとめました。

分類 転入(転校) 編入
入学試験
(学力試験)
面接
書類審査
  • 学力試験:国語・数学・英語を中心に実施される場合もあるが、実施しない学校も多い
  • 面接:学習意欲や転入・編入の理由について質問される
  • 書類審査:これまでの在籍校での成績や単位修得状況を確認する

転入と編入では、選考方法に大きな違いはありません。また、多くの通信制高校では学力試験を実施していません。

通信制高校の多くは、学力試験の結果よりも志望動機や学習意欲を重視しています。面接と書類審査が中心となるため、しっかり準備をして臨むことで合格の可能性が高まるでしょう。

通信制高校ならではの学習システムとは?

通信制高校には、全日制や定時制にはない独自の学習システムがあります。代表的な学習方法は、以下のとおりです。

オンライン授業

私立の通信制高校の多くは、オンライン授業を取り入れています。インターネット環境があれば、場所や時間を問わずに動画授業やライブ配信にアクセスでき、通学の負担が少なく、働きながらでも学習を続けやすい点が魅力です。

スクーリング

通信制高校でも、年間数日〜数十日程度のスクーリング(登校)が必要です。スクーリングは、直接教員やクラスメイトと顔を合わせて学ぶ貴重な機会です。授業を通しオンラインでは十分にカバーしきれない箇所を補います。そのため、実践的な学習を深めたり、対面ならではの交流を通じて学びの幅を広げたりできる点が大きなメリットといえるでしょう。

レポート提出

オンライン教材やテキストを使って学習を進め、その理解度をレポート(課題)として提出します。添削されたレポートをもとに学習内容を再確認するため、自己学習とフィードバックが効率的に行える仕組みです。

全日制高校では毎日登校してクラス単位で授業を受けるのが一般的ですが、通信制高校ではオンラインによる自宅学習が中心になります。その分、時間や場所を選ばない柔軟性が得られるため、自分の生活リズムに合わせて勉強したい方に向いているのが特徴です。

学習スタイルに不安がある方でも、こまめに質問できる体制が整っている学校を選べば、しっかり学びを深められるでしょう。

転入・編入時の費用と奨学金制度

転入や編入を検討するにあたっては、学費に関する情報も重要です。通信制高校にかかる費用の目安を以下の表にまとめました。

費用の目安 備考
入学金 10,000~50,000円 学校によって異なる
授業料(年間)
※26単位履修の場合
180,000~320,000円
(7,000円~12,000円/1単位)
学年や単位数に応じて変動
その他の費用(教材費・交通費・施設費など) 教材の種類やコース選択により変動 ---

学校によっては、一括払いのほかに学費の分割払いやクレジットカード払いなど複数の支払い方法や、教育ローンが利用できたりする場合もあります。特に通信制高校では、経済的負担を抑えながら学べるよう工夫されていることが多いので、入学前の説明会や個別相談などで詳しく確認するといいでしょう。

なお、一定の所得要件を満たせば授業料の負担が軽減される「高等学校等就学支援金」や、教材費や教科書などの授業料以外の教育費の支援が受けられる「高校生等奨学給付金」などの奨学金もあります。

よくある質問と回答

ここでは、通信制高校への転入や編入を考える方々から実際にルネサンス高校に寄せられた質問を紹介します。

Q1. 現在他の学校に通っている状況でも、転入学の手続きは可能でしょうか?

A. 当校では、他校に在籍中の方も対象に転入学を随時受け付けております。現状の学業を継続しながら、新たな環境へスムーズに移行できるよう、個々の状況に応じたサポート体制を整えておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q2. 現在または以前通っていた高校で修得した単位は、引き継ぐことが可能でしょうか?

A. 転入学、編入学のいずれの形態においても、これまでに修得された単位は可能な限り引き継ぐ仕組みを設けております。詳細につきましては、ぜひ当校までお問い合わせください。

Q3. 以前通っていた高校を中退した場合でも入学は可能でしょうか?また、中退時に修得した単位は認定されるのでしょうか?

A. 以前に高校を中退された方も、当校への入学は可能です。ただし、過去の在籍期間や単位修得状況によって、入学後の科目選択方法や卒業時期に影響が出る場合があります。具体的な認定基準や今後の学習計画については、個別にご相談いただければ、詳細にご説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

Q4. 高校を正式に卒業するのと、高校卒業程度認定試験に合格するのとでは、学歴上どのような違いがあるのでしょうか?

A. 高校卒業程度認定試験は、大学や専門学校の受験資格を得るための制度であり、正式な高校卒業資格としては認められません。そのため、高校卒業程度認定試験を受けて合格しただけでは学歴上は「中卒」になります。正式な高校卒業資格を得るために、近年は通信制高校への転学を選択される方が増加傾向にあり、通信制高校を卒業した場合学歴は「高卒」になります。

転入(転校)・編入には通信制高校がおすすめ

転入(転校)・編入には通信制高校がおすすめ

転入(転校)や編入を機に、通信制高校への入学を選択する方が増えています。その大きな理由は、生徒それぞれの多様な状況に合わせた「柔軟な学習環境」が整っている点です。例えば、オンライン授業やレポート学習に加え、必要最小限の登校で単位を修得できるシステムがあるなど、全日制や定時制にはない高い自由度が魅力となっています。

加えて、ルネサンス高校では以下のように生徒一人ひとりの状況に寄り添ったサポート体制を整えているため、不登校や中退を経験した方でも安心して学びを続けられるでしょう。

  • オンライン個別指導:オンラインで個別にわからない部分などについて質問できる
  • 担任制:一人ひとりに担任の先生がつき、学校生活や進路などについて相談できる
  • 専門家によるサポート:スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを設置

また、学習スタイルや登校日数、受講コースなど、多彩な選択肢があることから、自分に最適な形で高校卒業を目指せるのが魅力です。

通信制高校ならルネサンス高校

転入(転校)と編入の違いとは

ルネサンス高校は、2006年の開校当初から積極的にICT教育を採用してきた、時代の先駆者ともいえる通信制高校です。オンラインを活用したメディア学習と、少ない登校日数で無理なく卒業できるシステムが特徴です。

eスポーツやK-POPについて学べるコースや、プログラミングスクール・代々木アニメーション学院とのダブルスクールコースの設置など、生徒一人ひとりの「やりたいこと」を徹底サポートするシステムが整えられています。
また編入された方も、仕事や育児等と学業を両立し、今の生活スタイルを大きく変えずに高校卒業をめざせます。
少しでも興味を持たれた方はぜひ一度、以下より詳細をご覧ください。

まとめ

転入(転校)と編入の違いとは

転入と編入は、新たな学びの扉を開く大きなチャンスです。どちらを選んでも、自分のペースで学習を進め、高校卒業という目標に向かって学習を進めていけるでしょう。

特に通信制高校は、柔軟な学習環境と手厚いサポートを提供してくれるため、おすすめです。自分に合った学習方法を見つけ、それぞれの目標に向かって着実に歩みを進めていきましょう。新しい環境での学びは、あなたの可能性を広げる第一歩となるはずです。