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通信制高校からの大学進学ガイド|指定校推薦の見方・出願までの逆算ロードマップ

更新日:2025.12.05

通信制高校からの大学進学ガイド

「通信制高校からでも大学に行けるの?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。

近年では、通信制高校でも大学進学をめざす生徒が増えており、指定校推薦・総合型選抜(旧AO入試)・一般入試といった多様な進路ルートが整っています。

この記事では、通信制高校から大学をめざすために知っておきたい入試制度の違いと、出願までの逆算スケジュールをわかりやすく解説します。

通信制高校でも大学進学は十分可能!

大学進学は十分可能

通信制高校でも、しっかりと準備をすれば大学進学は十分にめざせます。
全国の通信制高校では、大学・短大・専門学校への進学率が年々上がっており、多くの生徒が自分のペースで学びながら希望の進路を実現しています。

その背景には、次のような理由があります。

  • 学習サポートや進路相談の充実
  • 自分のペースで学べる環境によるモチベーション維持
  • レポート・スクーリングを通じた基礎学力の定着

また、通信制高校でも指定校推薦を利用できる学校が多く、日々の提出物や出席を大切にしながら、着実に目標へ近づくことができます。

近年、大学側も多様な学びや背景を持つ学生を積極的に受け入れる方向にシフトしており、通信制高校からの進学実績は全国的に増えています。
特に私立大学では、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」で入学する学生の割合が増えており、大学によってはこの2つの方式を主軸に学生募集を行っているケースもあります。
このように、一般入試だけに頼らず多様な入試方式が選べることが、受験戦略を立てやすくしている要因の一つです。

また、通信制高校の生徒は「時間の使い方が上手」「主体的に学んでいる」と評価されることも多く、大学側の"求める学生像(アドミッション・ポリシー)"とも相性が良い点が強みです。

入試方式の違いを知ろう

入試方式の違い

大学受験の入試方式は、近年ますます多様化しています。特に私立では「一般入試」だけでなく、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」で入学する学生の割合は年々増えています。
大切なのは、「どの入試方式が自分に一番合っているか」を知り、早くから戦略を立てることです。通信制高校からでも、もちろん全てのルートをめざすことができます。それぞれの特徴をしっかり理解しましょう。

学校推薦型選抜(指定校推薦 含む)

これは、高校での学業成績や活動実績に基づき、在籍する高校の学校長から推薦を受けて受験する方式です。
この選抜方式は、主に「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類に分かれます。

指定校推薦

大学が特定の高校に対して推薦枠(定員)を設ける方式です。通信制高校でも、多くの大学・短大・専門学校と信頼関係を築き、推薦枠を設けています。
最も重視されるのは、高校3年間の成績(評定平均)や出席状況です。まず校内選考を通過する必要がありますが、学校から推薦されれば、面接や小論文などで大きな問題がない限り、合格率が非常に高いのが特長です。日々の学習やレポート提出をコツコツ頑張ってきた生徒さんに最適な方式です。

公募推薦

大学が定める出願条件(評定平均の基準など)を満たしていれば、どの高校からでも応募できる推薦方式です。書類選考や面接、小論文試験などで合否が決まります。

 

選考で見られるポイントの例

  • 評定平均(概ね必須)
  • スクーリングの出席状況
  • レポート提出の遅延の有無
  • 学校行事への参加姿勢
  • 先生との面談での態度・志望理由の明確さ

特に通信制高校では、「遅刻・欠席の少なさ」と「レポートの期限遵守」が強く評価されます。逆に、レポート提出の遅れは減点対象になるため、コツコツと積み重ねることが合格率を大きく左右します。

総合型選抜(旧AO入試)

学力試験の点数だけでは測れない「個人の資質」を多角的に評価する入試方式です。
大学側が提示する「求める学生像(アドミッション・ポリシー)」に対し、自己PR、志望理由書、面接、小論文、グループディスカッション、活動実績などで、「自分がいかにその大学・学部にふさわしいか」をアピールします。
「なぜ、この大学で学びたいのか」という強い熱意や明確な目標が合否の鍵となります。ご指摘の通り、ボランティア活動、資格取得(英検など)、部活動、生徒会活動、あるいは個人的な創作活動や研究など、高校生活での「主体的な取り組み」が全て評価の対象となります。得意分野をアピールしたい生徒さんに非常に向いている方式です。

大学の総合型選抜で見られるポイントの例

大学の総合型選抜では、近年以下のような点が重視される傾向があります。

  • 探究学習(レポート・研究テーマ)
  • 高校時代に続けてきた活動の「継続性」
  • オンライン活動(資格学習、動画制作、SNSでの発信など)タブレット・スマートフォン・パソコンでネット学習
  • eスポーツ、プログラミング、芸術活動など「個人で伸ばした力」

通信制高校は、自分の興味を深める時間を確保しやすいため、"得意を伸ばすタイプの入試(総合型選抜)"との相性が非常に良いと言われています。

一般入試

主に学力試験の結果によって合否を判定する、最も受験者数が多いオーソドックスな方式です。通信制高校でも、大学進学コースや個別指導、映像授業などを活用し、この一般選抜で難関大学に合格する生徒さんが増えています。
この選抜方式も、主に2つのパターンがあります。

大学入学共通テストを利用する方式

1月に全国一斉に行われる「共通テスト」の得点のみ、または共通テストの得点と大学独自の個別試験(面接など)を組み合わせて合否が決まる方式です。特に私立大学では、共通テストの成績だけで多くの大学・学部を併願できる「共通テスト利用入試」があり、受験のチャンスを広げることができます。
最近では、一般選抜でも「共通テスト利用方式」の枠が拡大しており、複数併願できるケースも珍しくありません。

また、私立大学では従来の3教科試験から、以下のように負担が軽い方式に変更する大学も増えています。

  • 英語1科のみ
  • 英語+小論文
  • 情報(新科目)の導入 など

通信制高校生は得意科目に集中しやすいため、こうした「科目を絞った入試方式」との相性も良いです。

大学独自の個別試験(一般入試)

大学・学部が独自に作成する学力試験(例:私立大学の場合「英語・国語・地歴」3教科試験など)を受けて合否が決まる方式です。
国公立大学の多くは、「共通テスト」と「大学独自の二次試験(記述式など)」の両方の結果を総合して判定します。

このように、入試方式によって「評価されるポイント」は全く異なります。自分の強み(「成績」「熱意」「学力」)がどれなのかを早期に分析し、先生と相談しながら受験戦略を立てることが、合格への一番の近道となります。

推薦や総合型入試に向けた"評定アップ"のコツ

評定アップのコツ

推薦や総合型入試をめざすうえで大切なのは、レポート提出とスクーリング出席です。通信制高校では、これらが成績評価(評定)に直結します。

  • レポートを期限内に提出すること
  • 内容を理解しながら丁寧に取り組むこと
  • 真剣にスクーリングの授業に参加すること

この積み重ねが、信頼と実績を生みます。
さらに、英検・漢検・TOEIC・ITパスポートなどの資格取得や、ボランティア活動・eスポーツ大会・文化活動などの課外実績も、総合型入試で高く評価されます。

出願までの逆算スケジュール

大学進学を見据えるなら、在学中から少しずつ準備を進めていくことが大切です。
以下は目安となるスケジュールです。

学年 やるべきこと 時期の目安
高1 学習習慣を確立し、出席・提出のペースを安定させる
高2 志望校調査、資格取得・課外活動を開始する 夏:志望校のオープンキャンパス参加
冬:志望理由書の下書き開始
高3(前期) 推薦・総合型入試に向けた書類作成・面接対策
一般入試の過去問演習スタート
4月〜9月:面接練習、志望理由書・活動報告書の仕上げ、総合型選抜の出願準備がピーク
高3(後期) 出願・試験・合格発表・進学準備 10月~翌年3月:
学校推薦型選抜(指定校・公募)の校内選考
一般入試対策を本格化
合格発表・進学準備

このように、1〜2年前からの計画的な準備が成功のカギです。
通信制高校では、面接練習・志望理由書の添削など、きめ細かなサポートを受けられることもあります。ただし、サポート内容や頻度は学校によって異なるため、入学前に進学支援体制について事前に確認しておくことが大切です。

学校選びで見るべき「進路サポート力」

進路サポート力

通信制高校を選ぶ際は、「進学実績」だけでなく、どのようなサポート体制があるかにも注目しましょう。

通信制高校では、学校ごとに進路支援の仕組みが大きく異なります。進路ガイダンスの頻度や面談の回数、外部講師による指導など、どのようなサポートが受けられるのかをあらかじめ確認しておくことが大切です。

たとえば、次のような点をチェックしてみましょう。

  • 進路ガイダンスや個別面談の実施回数
  • 大学推薦枠(指定校)の有無や数
  • 志望校に合わせた受験対策・小論文指導・面接練習の充実度
  • 外部模試やオンライン講座など、学力強化のサポート体制

特に「指定校推薦」を希望している場合は、どの大学・学部に推薦枠があるのか、過去の進学実績や校内での推薦条件(評定平均・出席率など)を事前に確認しておくことが大切です。

指定校推薦の注意点

  • 指定校推薦は「早い者勝ち」ではなく、成績・面談での総合判断
  • 同じ大学でも学部ごとに評定の基準が違う
  • "前年に誰がどこに出願したか"によって枠が変動することがある
  • 中には「評定4.5以上」など高い基準の枠も存在

進学を考えている場合は、高1〜高2のうちに、学校で持っている推薦枠の種類を確認しておくことが合格へのショートカットになる、と書くと読者の満足度がUPします。

こうした情報を早めに知っておくことで、目標に向けた計画が立てやすくなります。通信制高校によっては、面接練習や志望理由書添削を個別対応で行う学校もあるため、志望校選びの際はフォロー内容をよく見比べてみましょう。

通信制高校ならルネサンス高校

ルネサンス高校の進学サポート

ルネサンス高校グループの進学サポート

ルネサンス高校グループでは、進学希望者に向けて「進路相談」「小論文対策」「面接対策」など丁寧にサポートしています。通信制高校ならではの柔軟なスケジュールの中で、生徒それぞれのペースを尊重しながら目標達成まで伴走しています。
また、大学・短大・専門学校への進学を希望する生徒に向けて、一人ひとりの目標に合わせた個別進路指導を行っています。

さらに、全国の大学から指定校推薦枠を数多く持っており、通信制高校でも安心して進学をめざせる体制を整えています。

ネット学習を中心に、自分のペースで学びながら、確かな学力と自信をじっくり育てていけるのも特長のひとつです。志望校や学部の目標に合わせて、科目学習・面接練習・小論文添削などを個別にサポートしています。
通信制高校の柔軟な学習スタイルを活かしながら、「行きたい大学に進む力」を一歩ずつ積み重ねることができのが、ルネサンス高校グループの大きな特長です。

まとめ - 通信制高校でも大学進学は「現実的な選択肢」

まとめ

通信制高校では、柔軟な学びの中で自分のペースを大切にしながら、着実に学力と進路意識を育てていくことができます。

入試制度を理解し、計画的に準備を進めることで、通信制高校からも多くの生徒が希望の大学へ進学できるようになっています。進路に迷ったり、不安を感じたりしたときこそ、学校の先生や進路担当に相談してみましょう。一歩先の未来を一緒に描くことで、進学への道はぐっと近づきます。

ルネサンス高校グループは、あなたの「行きたい」を本気で応援します。

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