作家になりたい! 【第一章 16】
あこがれの職業の一つに、小説家、エッセイストなどの作家があります。毎年新聞やテレビで公表される納税額ランキング(つまり給料・収入の高い人ランキング)の上位には、多くの作家の名前が連なっています。
さてじゃあ、作家って、いったいどうやったらなれるのでしょうか。
ちょっと乱暴な言い方になりますが、実は「私は作家です」と言ってしまえば、それでいいのです。有名な作品があろうがなかろうが、自分で宣言してしまえば、作家になれちゃいます。
でももちろん、それでは本当の作家とはちょっと言えませんね。単に自分で自分は作家だと宣言するだけではなくて、自分が書いた作品が書店などで販売されて、ある程度の売り上げが出るようになれば、本当の意味での作家と言えるでしょう。
そうしたちゃんとした(?)作家、つまり一般の書店等でも販売されるような本の作家としてデビューするには、まず自分が書いた作品を、出版社の文芸雑誌等の編集部の作品募集係等に送付するのが一般的です。そこで認められれば、文芸雑誌に単発で作品が掲載されたり、人気が出れば連載という形で毎号掲載されるようになったりします。そして、本にしても売れると出版社が判断すれば、書籍として一般書店に並ぶことになるのです。
芥川賞、直木賞などを受賞しようものなら、一躍有名人です。最近では若い女性の芥川賞作家の誕生が、テレビなどで大きく取り上げられていますよね。
もちろん、作家への道は険しいものです。必要なのは才能なのか努力なのか、両方なのか、それは何ともいえません。しかし、小説家やエッセイストなど、言葉を職業にしている人たちは、ちょっとの時間も惜しんでたくさんの本を読んでいるといいます。中には図書館にある本を端から読んでいこうと目標を決めて、読破したという努力家も。さらにはさまざまなジャンルの小説やエッセイを何冊も何十冊も丸写しをして文体の勉強をしたという話も聞きます。
そして50歳、60歳になってから作家デビューする人もたくさんいるように、目標を、夢を、いかに持ち続けていられるかということが一番大事なのではないでしょうか。
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